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活動報告

大地とつながる
モグラが掻き出した土に小さな足跡

ヤギを出していたら、隣のかわいこちゃんがママと朝の散歩に来てくれた。

生まれた時からずっと裸足。砂利の上も平気で歩く。

いつも大地とつながっている。

今朝は、夏場は暑くて地上に出て来られなかったモグラさんたちがやっと作った作品の上を、飛び石のようにして踏んでいく。

地表からは見えない大地が育む営みを、足の裏で感じ取っているに違いない。そしていつの日か、大地を踏み締めながら夢に向かって歩んでいくに違いない。

今、地球上では、大人たちが大地の奪い合いをしながら、大地に人を殺す兵器を埋めて、子ども達が未来に向けて歩みだすための夢や、その命さえも奪っている。

しかし、考えてもみてほしい、私たちの祖先はみんな裸足だった。

靴を履くようになって、大地を本能で感じることがなくなった。靴から軍靴へ、さらには空から爆弾を落とす。だんだんと体も心も大地から離れていく。

靴を脱いで大地を踏み締めてみたらいい。

大地のもたらす命、営み、そして大地に眠る命を感じないか。

どんなに奪い取った人間でも、最後は裸足になって大地に帰っていくというのに。

それすらわからないか。

モグラより愚かな、人間どもには。