父のラジオ
父が聞いていた昭和のラジオ。
電源を入れてダイヤルを回し、ちょっとした空白の後鮮明に流れ出た音声に、懐かしさが込み上げてきました。
テレビは観ない、観せない人だったので、常にラジオが友だちだった父。
書や生花が趣味で、ミシンも自転車のメンテナンスも一手に引き受け、ものを大切に永く使い、節約を常とし、多くを語らず、痒いところに手が届く人でした。
亡くなって12年も経つのに、父の面影が偲ばれるものを見つけると、目頭が熱くなります。
と、しんみりしていないで、スポーツの秋です!父が毎朝やっていたように、ラジオ体操を始めることにしました。コツコツ地道に継続するタイプの父とは真逆の性格なので、父のラジオに叱咤激励してもらいながら続けていこうと思います。
お父さん、よろしく。