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活動報告

「雨ニモマケズ」:賢治忌に
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933年(昭和8年)9月21日、急性肺炎のため死去。37歳。仏教(法華経)信仰と農民生活に根ざした創作を行った。しかし、生前は無名に近く、没後、詩人の草野心平(くさの しんぺい)らの尽力により作品群が広く知られ、世評が急速に高まり国民的作家となっていった。

雑学ネタ帳

「雨ニモマケズ」はあまりにも有名。

雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫な体を持ち
欲はなく
決していからず
いつも静かに笑っている
一日に玄米四合と
味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを
自分を勘定に入れずに
よく見聞きしわかり
そして忘れず
野原の松の林の陰の
小さなかやぶきの小屋にいて
東に病気の子供あれば
行って看病してやり
西に疲れた母あれば
行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば
行って怖がらなくてもいいと言い
北に喧嘩や訴訟があれば
つまらないからやめろと言い
日照りのときは涙を流し
寒さの夏はオロオロ歩き
みんなにでくのぼうと呼ばれ
褒められもせず
苦にもされず
そういう者に
私はなりたい

読む度涙が出ます。