糸瓜(へちま)
辞世の句「糸瓜咲て痰のつまりし仏かな」「痰一斗糸瓜の水も間にあはず」「をとゝひのへちまの水も取らざりき」より、子規の忌日9月19日を「糸瓜忌」といい、雅号の一つから「獺祭(だっさい)忌」ともいう。
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正岡子規の命日と聞いて、糸瓜を最近見ていないことに気が付いた。グリーンカーテンもゴーヤにとって代わられ、しかも今年のような暑さでは、そもそも植物がカーテンになるまで生い茂ることができるのかという疑問もある。
朝夕は涼しい風が吹くようになったがまだまだ日中は暑い。子規の時代はきっとこんなに暑くはなかっただろうが、「糸瓜」が出てくるとはまだ夏が終わっていなかったのか。
網目状のへちまたわしはお風呂場の必需品だったこともある。「糸瓜」は身体の熱を冷ましたりする効能もあるらしいし、肌の調子も整えるらしい。若い実はみそ汁や煮物にもなり、夏バテ防止野菜らしい。
そんな「糸瓜」が姿を消すと、そこには地球沸騰時代が待ち構えていたようだ。