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活動報告

「食料自給力」
だんだん色付いてきました、旭の田んぼ。

「令和4年度の食料自給力が過去最低」という見出しに、はじめて「食料自給力」という言葉を知りました。「食料自給率」との違いは、農地など国が持つ生産能力を考慮した指標になっている点だそうです。

「食料自給力」の正式な名称は「食料自給力指標」といって、海外に頼らずに国が持つ生産能力をフル活用し効率よく生産を行うことで、どの程度の食料が得られるかについてカロリーで表したものです。2015年3月に農林水産省が発表した「食料・農業・農村基本計画」で初めて指標化されています。

それまでは「食料自給率」を用いて日本の持つ生産能力を評価していましたが、再生することで利用可能な荒廃農地や、花き類など食用ではない作物の農地がカウントされないことから、食料の潜在的な生産能力を完全に把握することは難しいと考えられていました。

先進国の中でも特に食料自給率が低い日本では、さまざまな要因で起こる輸入食料の減少などが発生した場合に、国内だけで食料の供給を行っていく必要があります。そのため、平時から食料の潜在生産能力を把握することを目的に、農地など国が持つ生産能力を考慮した食料自給力指標が設定されました。

SMART AGURI

それにしても、”輸入停止などの不足時に国内でどれだけの食料を供給できるかという潜在生産能力”が過去最低だなんて。

農地と労働力の減少が響いているということですが、これを改善するためにはどのようにしたらいいのでしょうか。

上がるのは気温と物価だけなんて、これが我が国の悲しい現実。政治の力が今まさに求められています。