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活動報告

鬼の霍乱
節分に登場する我が家の鬼

いつも元気な人がにわかに体調を崩すことを「鬼の霍乱(かくらん)」と言う。昨今でもよく使われる慣用句だが、この「霍乱」とは、暑気あたりによるさまざまな症状を指したようだ。つまり熱中症である。ときには命にもかかわる夏のひどい暑さを、みんな昔から用心してきた。

▼近年は霍乱が段違いに深刻化している。熱中症による死者は2022年までの5年間の平均で1295人。平成の初めまでは100人に満たぬ年が多かったから、何やらタガが外れた格好なのだ。今年は梅雨明けもしていないのに容赦なく暑い。きのう東京の最高気温は37、5度に達したのに、もはや驚かなくなっている。

日本経済新聞:春秋 2023.7.19

実は昨日、まさにこの「鬼の霍乱」をやってしまった私です。自分だけは大丈夫と、根拠のない自信過剰で高を括っていたのが、いけませんでした。

昨年5~9月に熱中症で搬送された人は全国で約7万人にのぼったそうです(総務省消防庁)。

今回、地球温暖化により「ひと夏に1000人以上が酷暑の犠牲になる」時代になったことが身に染みてわかりました。

私たち地球人は、自分の体を熱中症から守ることともに、熱波に覆われた地球を救う方法も真剣に考えなくてはなりません。手遅れにならないうちに。