今朝も快適に目覚めた。いつもの一日が始まる。
農家さんからもらった野菜や、お店で使った野菜の端っこや、魚のあらなどをゆでたスープにほんの少しのドッグフードを混ぜて愛犬に朝ごはんを提供。
ドッグランで2匹としばしサッカーをやりながら、農業新聞の「四季」を読む。
「あ、今日は環境の日だ」。
そろそろね、ヤギ小屋から「こちらもおなかがすきました~」の声がする。
愛犬とのサッカーを切り上げて、急ぎヤギ小屋へ。
今日はヤギさんに感謝の日でもある、と思う。もくもくと雑草を食べてくれるので、除草剤をまく必要なし。餌代もほとんどかからないので経済的。冬場は自分の胃袋で発酵させた熱で寒さから身を守る。なにしろ穏やかで、すべての人に対して人間的に(?)接する。SDGsの申し子のような存在である。
浴槽の残り湯で洗濯機を回し、やっと自分の時間は日経と読売の斜め読み。日経は1面に「第4の革命 カーボンゼロ 再エネテックの波」の記事。貼る太陽光の覇権争いで、日本発の技術が量産は中国に先行されてしまっているらしい。ペロブスカイト太陽電池は壁面や車の屋根にも設置できるとある。
折り込んである県民だよりには、ほんの少し「環境の日」の記事があるが、読売にはちょっと確認できなかった。
「世界環境デー」を定めてから半世紀以上が経ち、人類はこの半世紀で何をやってきたのか。持ち回りで記念式典をやったり、それぞれの国でイベントはやってきたらしい。
6月5日は環境の日です。これは、1972年6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められたものです。
国連では、日本の提案を受けて6月5日を「世界環境デー」と定めており、日本では「環境基本法」(平成5年)が「環境の日」を定めています。「環境基本法」は、事業者及び国民の間に広く環境の保全についての関心と理解を深めるとともに、積極的に環境の保全に関する活動を行う意欲を高めるという「環境の日」の趣旨を明らかにし、国、地方公共団体等において、この趣旨にふさわしい各種の行事等を実施することとしています。
環境省HP
我が国では、環境庁の主唱により、平成3年度から6月の一ヶ月間を「環境月間」(昭和48年度~平成2年度までは、6月5日を初日とする「環境週間」)とし、全国で様々な行事が行われています。世界各国でも、この日に環境保全の重要性を認識し、行動の契機とするため様々な行事が行われています。
しかし、世界各地で洪水やら雹やら干ばつやら、北極の氷やアルプスの氷河の減少が激しいといったニュースばかり。地球温暖化はこの50年どうなったの?オゾン層の破壊、熱帯林の減少はどうなっているの?
地球上では3秒ごとにサッカーグランド1面分の森林が消え、また、過去1世紀の間に、地球の湿地の半分が失われた。さらに、サンゴ礁の約50%が死滅するなど、環境や生態系の破壊と喪失に歯止めがかからない。
2022年のテーマは「Only One Earth」“かけがえのない地球”、
2021年「生態系の回復(Ecosystem recovery)」、
2020年「自然のための時(Time for Nature)」、
2019年ホスト国中国のテーマは、「大気汚染をなくそう(Beat Air Pollution)だった。
2023年の世界環境デーはコートジボワール共和国が主催し、プラスチック汚染の解決策をテーマとすることを発表した。プラスチックリサイクル率の低さやマイクロプラスチックの問題を解決するため、各国政府や企業に対策を求める。
対策には実効性と継続性が求められる。うかうかまた半世紀が経ったころのことを想像すると怖い。子ども達にどんな地球を遺すのか。