マスクを外そう!
今日から、マスク着用は個人の自由選択になった。しかし、コロナの後遺症はこんな形でもあらわれる。
昼食の時さえマスクを外さず、左手で引っ張ってマスクを少し浮かせ、あご側から箸などを差し入れて食べ物を口に運ぶ。
マスクのない顔を見られたら悪口を言われたりいじめられたりするのではないかと、どうしても怖い。母に相談しても「可愛いから気にしなくて大丈夫」と言うばかり。診断を受けたわけではないが、自分の姿を必要以上に醜いと思ってしまう「醜形恐怖症」だと感じている。
マスクに救われた一方、マスクが「義務」の世の中にならなければもっと早いうちにマスクを外す機会があり、ここまでコンプレックスは強まらなかったのでは……とも思う。「素顔がバレたら周りの人が離れていくのでは」と苦しむ必要もなかったかもしれない。
13日を待たず、すでに男子の一部はマスクを外している。そのうち女友達も外し始めるかもしれない、とヒヤヒヤしている。
「自分だけマスクをしたまま取り残されるのではないか、顔のことで悩んでいるのは自分だけなのではないかと、孤独感と劣等感でいっぱいです」
3年生になれば、卒業アルバムの撮影もあるし、来年の卒業式は「マスク禁止」なんて言われるかもしれない。
「いまの気持ちでは絶対にマスクを外せないので、考え方を改善しなければ……」。
朝日新聞デジタル
こんな悩みを持っている若者がいることが悲しい。
鏡の前で思いっきり笑顔の練習をしてみて。絶対可愛いから。
私は今まで生きて来て、笑顔が可愛くない人に出会ったことがない。これ保証するから。