「とがらしごぼう」
噂はずっと聞いていたのですが、なんと本日初めて口にしました。
「とがらしごぼう」、ピリッと辛くて美味しい。
明日は、いつもの旭のお米にのせて食べてみようと、今から楽しみです。
大切に伝え継がれてきた、旭の伝統料理をいただきます。
西宮神社のご祭神事代主命(おえびすさま)の御神徳は、笑顔で大きな鯛を抱えているお姿のように、人の生活には、常に笑顔と我慢が大切である。例えば、釣りをするときでも、釣れないからといって、諦めたり、腹をたてたりしてはいけない。工夫をし、我慢をし辛抱して待てば必ず、鯛のような立派な魚を釣ることが出来る。仕事も、商売でも、人に接する時は、常に笑顔と忍耐を忘れなければ、仕事もでき、世の中も明るくすることができるであろう、という教えであります。この教えに従って先人たちが、春の大祭(一月十八日)の寒い季節に、栄養価の高い食べ物をつくり、怒って(とがって)はならない、という教え(御法)の言葉から「とがらしごぼう」と名づけ、これを神前に供え、かつ氏子や崇敬者にお分けすることにしたものであります。
このようにして、大神の教えと、先祖の知恵と努力によってつくられ、引き継がれてきた「とがらしごぼう」を大切にし、人々の健康を守り、交わりを深め、町の発展に尽くすため、この良き伝統行事を永く後世に伝えたいと思います。
『西宮神社と「とがらしごぼう」のいわれ:成田区』より