雑草
静岡大学大学院教授の稲垣栄洋さんは、予測不能な時代に変化を得意とするのが雑草という。動けない植物たちは、「変えられないものは受け入れる、変えられるものを変える」が原則。「踏まれても立ち上がるのはエネルギーのむだだ。立ち上がる余力があれば、踏まれながら花を咲かせ、種子を残したほうがよい」(『地上』昨年5月号)とも
日本農業新聞:四季
このスズラン水仙はきっと、駐車する車に何度も何度も踏まれて立ち上がったとみえる。
踏まれてこそ人も草も強くなる。
雑草のように。