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活動報告

水漏れ探査衛星⁈
美しい地球と地球観測衛星「だいち2号」

地球観測衛星が水道管の漏水場所を探る!

「これ、すごい!」と感嘆の声が漏れたのと同時に、タイムリーなニュースで、旭市にも導入できないものかと思ったのです。

というのも、つい先日旭市内で起こった断水。市民の生活に多大なる影響を与えたのは、記憶に新しいところです。全国的な問題でもある、「水道施設の老朽化」。旭も例外ではなく、耐用年数をはるかに超えた施設の敷設更新が急務です。ただ、更新計画はあっても、一時にできることではないので、いつ何時また漏水による断水が起こるやも知れません。しかも、どこの管から漏れるかも予知できない。打つ手はないのか、と思っていた矢先でした。この衛星「だいち2号」の驚きの仕事ぶりは以下の通り。

「宇宙と水道管の不思議な関係」

水道管の老朽化が全国的な課題となっているなか、岐阜市は人工衛星を利用して水道管の漏水場所を推定する事業を始める。新年度の一般会計当初予算案に4600万円を盛り込んだ。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の地球観測衛星「だいち2号」を利用する。衛星から放射された電磁波は、地球で地下1~2メートルまで浸透し、反射して衛星に戻る。その際に、塩素を含む水道水とそれ以外の水では反射した電磁波の特性が異なるという。

 反射特性を画像から人工知能(AI)で解析し、漏水の可能性を5段階で判定する。危険性が高い箇所を優先し、現地調査して水道管の更新につなげる。

 市内にある水道管の4割にあたる約1千キロは埋設から30年以上経過している。漏水場所の絞り込みのため2年がかりで全市域を歩き、地上から音を聞き、診断してきたという。市上下水道事業部の担当者は「経年や水道管の種類にかかわらず漏水箇所が発見できる。早期修繕につなげていきたい」と話す。

朝日新聞デジタル(松永佳伸)

東総広域水道企業団から、水を買っている旭市。この企業団の供給先の自治体が一体化して予算をとって、宇宙からの水漏れ探査事業を導入するべきですね。