「IgA抗体、試験に出しますよ~」
「人生で初めての仕事って何だかわかる?」
「IgA抗体は試験に出しますよ~」
優しく楽しい語り口で、免疫の専門家「こばやん先生」から興味深い話がポンポン飛び出し、笑いに包まれた講演でした。
答え:人生初の仕事は、「お母さんを選んでその胎盤に貼りつくこと」。
試験に出るぐらい大切なIgA抗体については以下の通り。
「IgA」
IgAは、体内では2番目に多い免疫グロブリンで、鼻汁、涙腺、唾液、消化管、膣など、全身の粘膜に存在しています。IgAは、粘膜の表面で病原体やウイルスと結合し、病原体やウイルスが持っている毒素を無効化して感染しないように阻止する働きがあります。IgAは母乳にも含まれています。
また、IgAは、特定の細菌やウイルスだけに反応するのではなく、多くの種類の細菌やウイルスに反応するという特徴があるため、さまざまな感染症の予防ができるのです。
腸管には、身体全体の60%以上のIgAが存在し、粘膜の表面で病原体やウイルスと結合して毒素を中和し、体内への侵入を防いでいます。
また、IgAを作るB細胞は腸管だけでなく、口や鼻など身体全体の粘膜を移動してIgAを作り出すため、全身で異物の侵入阻止に貢献しています。
やさしいLPS編集部
IgA抗体についてはこれだけ復習すれば大丈夫。しっかりその役割を覚えました。否、覚えたはずです。
ワクチンを打つより、そうだ!まず自分の免疫力を高める努力をしようと心に誓ったのでした。