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活動報告

スピルバーグ考
スピルバーグ監督のウエストサイドストーリー

私が観たスピルバーグ監督作品の中では、20年以上前に観た「アミスタッド」が一番だと思います。奴隷船アミスタッド号の船上で起きた反乱事件とその裁判経過を描いた映画は,カリブ海の海上で主人公が素手で鎖を放ち,仲間とともに自由を求めて蜂起するところから始まります。

今上映中の「ウエストサイドストーリー」にも通底する信念があり、監督の偉大さに圧倒されます。

人種、国、縄張り、、。敵対する者同士の中からは何も生まれない。破壊の連鎖しか起こらない。言葉では訴えきれないものが、監督の演出にかかればこんなにも重く響きます。

そういえば、「amistad・アミスタッド」は、スペイン語で「友情」という意味だと、確か映画のエンドロールで見た記憶がよみがえってきました。