慧眼(けいがん)
〘名〙 さとい眼力。鋭い活眼力。物事の本質を鋭く見抜く洞察力。
ノーベル物理学賞を受賞した真鍋淑郎氏を称えることば。
1960年代には地球の気候に関するモデルの開発をリードし、地表面が太陽から受け取るエネルギーから宇宙に逃げていくエネルギーを差し引いた「放射収支」と、空気の縦の動きが、お互いにどう影響し合うか世界で初めて解明したとしていて、真鍋さんの研究は現在の気候モデル開発の基礎となったと評価。そして、物理学には基本的なルールを使って複雑なプロセスや現象を説明する役割があるとし、真鍋さんの功績として「力学を通じて地球の気候を研究し、初めて信頼性のある予測を出した。二酸化炭素が2倍になれば表面温度が2度上がると予測した」と授賞理由を説明。
NHKニュース:2021.10.5
今日は、岸田総理大臣が真鍋氏の受賞に心からの敬意を述べたというニュースが、内閣支持率が歴代最下位から出発したという報道と同時にありました。
日本の舵取りにも、慧眼を期待します。