劣後ローン
日本航空(JAL)は10日、3000億円程度の資金調達を行うと発表した。三菱UFJ銀行などメガバンク3行と日本政策投資銀行(DBJ)から劣後ローンで最大2000億円を調達するほか、1000億円程度の劣後債も発行する。
日本経済新聞
勉強不足で、人生お初に目にする言葉「劣後ローン」。「レッツゴーローン」じゃないですよね。
時事通信によると、融資相手から高い金利収入を得られる代わりに返済順位が低い(劣後する)ローンで、融資した企業が倒産した場合、当該企業が他の債務を全て弁済した後、資産が残っていれば劣後ローンの返済に充てられることになるそうです。
JALは、10年ほど前1兆円近い債務超過に陥り、経営破綻した経緯があります。 5200億円の債権放棄を受け、7000億円近い公的資金による救済を受け、経営の再建に取り組んだ結果、2010年度には1884億円の営業利益を計上し、2011年度には2049億円の史上最高益を出したということです。
大きすぎて潰せない会社には、公的資金の他にも色々救済策があるということですかね。同じくコロナという不可抗力に抗えず、こうした救済策もなく、潰れていくのは中小。