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活動報告

多数派だろが少数派だろが

文学紹介者の頭木弘樹さんは30年以上、病のせいでマスクが手放せない生活を送ってきた。常にマスクをしている人間は少数派の時代。外出するたび人の視線の圧を感じる。そんな頭木さんにとって、新型コロナのパンデミックは驚くような大転換をもたらしたという。

▼「マスクをしている人のほうが正しくて、マスクをしていない人が変な目で見られるようになった。正統と異端の完全な逆転。こんなにも簡単にひっくり返るものなのか」。

▼政府は5月8日からコロナを「普通の」感染症にすると決めた。マスクを着けるかどうかは各自の判断に任せるという。これで誰にも強制されない。

日本経済新聞:春秋

そう、マスクをするかしないかは個人の自由になる、はず。

でも、

透けて見えるのは、個人の考えよりもどちらが多数派なのかを気にするこの国の風潮と、少数派が居心地の悪い思いをする社会の姿だ。

こんなお国柄じゃ、突き抜ける若者や信念を持った大人は育たないですね。

多数派だろが少数派だろが、そんなの関係ない!って言おう。