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活動報告

いのち
昨日の深夜、生まれて来たいのち

いのちが生まれる場面に立ち会ったのは、はじめての経験でした。

はあはあと陣痛のようなものが始まって2時間余り。一匹目が生まれると、母犬は羊膜を噛み開き、へその緒を嚙み切ります。そして、一生懸命なめて、赤ちゃんの全身をきれいにします。この刺激で赤ちゃんは呼吸をし始め、産声を上げます。約50分後には2匹目が生まれ、同じ動作をを繰り返しながら、3匹、4匹、5匹と産み落としました。先に生まれた赤ちゃんのことも、連れていかれないように銜えて自分の近くに置きながら、次の出産をするのです。胎盤は5匹全員のものをすべて食べました。

昨夜の予兆から、本日午前1時半にすべてを産み落とすまで、誰に教わったわけでもないこの一連の動作を、文句も言わず泣き言も言わず、黙々とこなしていくことに、ただただ感動。

本能としてこんなことをやってのける力を授けた大いなる力を、自然と呼ぶのでしょうか、神と呼ぶのでしょうか。いずれにしても、人智などはるかに超えた力で、いのちが繋がれていることは確かで、そのことに人は畏敬の念を持たなければなりません。