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活動報告

一回の人生では
読売新聞:くらしサイエンス

『一回の人生では体験しきれないこと 全部できる社会目指す』という発明家がいます。視聴覚だけでなく、重さや抵抗感など多様な感覚を他者やロボットと共有する技術である「ボディシェアリング」で世界の注目を集めた玉城絵美さんです。玉城さんは琉球大学工学部初の女性教授でベンチャー企業のH2L(東京都港区)代表取締役でもあります。

感覚を共有することで体感し、人生における体験を増やしたい――ボディシェアリングは、玉城さんのそんな思いから生まれました。

また、工学系、中でも情報系は女性の少ない分野なので、女性ならではの苦労もあったようです。

「マイノリティーであることを、これから乗り越える面白いものとしてポジティブにとらえてほしいし、マイノリティーであるときに感じたことを、忘れないようにしてほしいですね。それに、今50~70歳代の、女性の社会進出を切り開いてきた方々の責任感やご苦労を思えば、いい時代になったと思います」

持って生まれた才能に加えて、なんでもポジティブにとらえる前向きな姿勢。そして何より、今自分が活躍できる環境に感謝できる謙虚さ。

ぜひ、玉城絵美教授の研究の話や、リストから逆算して行動するという「将来すべきことリスト」の話など、旭の子ども達に聞かせてあげたいものです。