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活動報告

「枠」
まつざわコーヒーに飾ってある広重の版画

「富士山が枠からはみ出しているでしょう。」と、松沢さん。「東海道五十三次」の中でも珍しい「枠からはみ出した」構図のようです。

安藤広重(今は、歌川広重と教科書に載っているそうです)は、枠を気にしない人だったんですね。

葛飾北斎の「富嶽三十六景」の大胆さ、力強さは言うまでもないことですが。

恰もそこに枠などなかったかのようにそびえ出た頂に、広重の度量の大きさが表れています。

とかく「枠」を作ってしまいがちですが、「枠」を取り払うこと、「枠」からはみ出すことで生まれるものには、無限の可能性があることが示されている気がします。